2023年2月6日代表のコメント

勝利を勝ち取る

2023年2月6日代表のコメント

心境

私が個人事業を開業したいと思った経緯は、私が幼少のころ父親が電気工事業の有限会社を
営んでいたことです。父は勉強家で独学で理論をよく理解し一種電気工事士も保有していました。
父は病気を患っており、私が幼少のときに有限会社を廃業しました。

 ある日父に、ふらふらする。倒れたらいけないから付き添うように言われ病院まで父は自転車を杖代わりに
押しながら歩き同行しました。脳梗塞と診断を受け言語障害になりそれから約10年病院と施設に居ました。

 昔から怒りっぽい性格であまり会話もなく言語障害が出てかは意思疎通がうまくできていませんでした。
数年前に父は亡くなりました。
亡くなる前、同じ電気工事業の仕事をするか気にかけており自分は電気工事の仕事はやらないかもしれないと答えました。
「捨てていい」そう聞き取れました。
今となっては、何でもっといい言葉を言えなかったのか後悔しています。

 昔の資格制度と比べて変わっていますが、私もどうにか一種電気工事士を取得しました。
ですが、もう父に同じ電気工事士の資格を取ったと伝えることが出来ません。

 私は電気通信を主とする会社に就職し経験をさせてもらうことが出来ました。その間独学で他の資格取得しました。
何度も不合格を経験し30歳になるまでにどうしても資格を取りたい。そう自分に想い聞かせ仕事が終わり夜も勉強に時間を使いました。
私は高卒で夜間部出身です。夜に勉強することは過去にやっていました。なぜ今必要な時にやらないのかと思います。
そうして、試験に臨んだところ次々と取得できました。
電気のことなど何もわからず不合格ばかりでも気持ちの持ち方次第で取得できます。
そうした過去から電気通信業と電気工事業で開業を決意しました。
「想いを変換し、伝え、導く。」ナースコール設備が病院や診療所にあります。患者様の容態は外観では分かりません。本当に深刻な状態では言葉にできません。
ナースコール設備といった電気通信設備を正しく施工し安心・安全で使用してもらえるよう全力を尽くします。

 かけがえのない家族に伝える事は今しかできません。現代ではスマートフォンが普及し伝える方法は無数にあります。
今を大切に、想いを伝える事を電気通信に置き換え、取り組んでいます。
過去に(有)榎電設が存在していました。そこから榎通信と屋号を決めました。